予防診療

予防診療について

定期的なメンテナンスで歯の健康を維持しましょう

定期的なメンテナンスで歯の健康を維持しましょう

毎日の歯磨きだけでは、歯の健康を完全に守ることは難しいです。むし歯や歯周病の原因となるバイオフィルムを破壊・除去するためには、歯科医院での定期的なメンテナンスが必要です。
当院では、お口の診断書をもとに過去から現在までの状態をしっかり検証し、健康な歯を維持するためのサポートを行っています。定期的なメンテナンスで、お口の健康を守りましょう。

このような場合はご相談ください

当院の予防処置

担当衛生士制

担当衛生士制

当院では、患者さまの些細な変化にも気づけるよう、担当衛生士制を採用しています。担当の歯科衛生士が継続してケアを行うことで、むし歯になりそうな部位の状態を把握しやすくなり、治療が必要か様子を見るべきかなどの判断を、歯科医師と患者さまがより的確に行えるサポートが可能です。
また、患者さまにとっても『いつもの歯科衛生士さん』が担当することで、リラックスした状態で治療を受けていただけます。日常のことやお仕事についてのお話をしながら、安心して通院いただける環境を整えています。ぜひお気軽にご相談ください。

お口の説明書

ご自身のお口の状態を正確に把握していただくため、当院では歯周病の検査結果やお口の写真をお渡ししています。

例えば、病院で血液検査を受けた際に結果のデータを渡されると、どこが悪いのかを確認し、食生活などに気をつけるようになることがあります。それと同じように、お口の現状を把握していただくことで、日々のケアに役立てていただけるよう、資料をご提供しています。

予防の大切さ

予防処置は、歯を大切にし、生涯にわたって健康なお口を維持するために非常に重要です。むし歯や歯周病はお口の中で発生する病気ですが、その影響は全身に広がる可能性があります。お口や身体のことで後悔しないためにも、“今”から予防を始めることが、より良い結果を得る方法です。

「痛くなった時だけ歯医者に行き、治療を受ける」という習慣を繰り返していると、いずれ歯を失うリスクが高まります。大切なのは、歯を失わないために原因にアプローチし、むし歯や歯周病を未然に防ぐことです。

健康に関する後悔の1位は「歯の定期検診を受ければよかった」

2012年に行われた55~74歳を対象とした調査(gooリサーチとプレジデント編集部の共同調査)では、健康について後悔したことの第1位が「歯の定期検診を受ければよかった」という結果でした。歯を失ってからその大切さを実感し、もっと早く予防処置に取り組んでいれば、と後悔される方も多くいらっしゃいます。

予防処置は、単に病気を防ぐだけでなく、早期発見・早期治療、そして病気の悪化や再発を防止することも含まれます。

具体的には以下のステップで行われます。

1.病気の発生を防ぐ

2.発生してしまった場合は早期に発見し、最小限の治療を行う

3.治療後はメンテナンスで再発防止と進行抑制を行う

予防処置を通じて、大切な歯を守り、生涯にわたり健康なお口を維持しましょう。後悔のない選択のために、定期的な検診とメンテナンスを始めてみませんか?

生涯ご自身の歯で美味しく食事をするためのライフプラン

1マイナス1歳

お腹の赤ちゃんを守るために歯科医院へ

妊娠中は、女性ホルモンの影響で口腔内環境が悪化しやすくなります。この状態を放置すると、お腹の赤ちゃんにむし歯菌などが感染するリスクが高まる可能性があります。

健康なお口を保ち、赤ちゃんを感染から守るためにも、妊娠中の口腔ケアをしっかりと行いましょう。当院では、妊娠中でも安心して受けられるケアをご提供しています。お気軽にご相談ください。

20歳~1歳

歯が生える幅はこの時期に決まります

歯が生えるスペースは、生後9ヶ月頃までのミルクの飲み方によって決まるといわれています。この時期に舌や口周りの筋肉が正しく動いているかが重要です。適切な発育のために、産科の先生に診てもらうことをおすすめします。

32歳~3歳

フッ素を塗ってむし歯を予防しましょう

歯科医院で歯にフッ素を塗布することで、歯質を強化し、むし歯を予防することができます。さらに、食事の間隔が短い「だらだら食べ」はむし歯のリスクを高める原因となりますので、注意が必要です。定期的なフッ素塗布と正しい食習慣で、健康な歯を守りましょう。

44歳~5歳

下の顎が出ていないかチェックしましょう

下顎が前に出ている状態(受け口)が見られる場合、この時期から早めに対策を考えることが重要です。また、この時期は唾液を利用したむし歯リスクの検査も可能です。お子さまの将来の歯並びやお口の健康を守るため、ぜひ一度ご相談ください。

56歳~10歳

歯並びをチェックしましょう

舌の動きやお口周りの筋肉のバランスを整えるには、10歳までのケアが適切だとされています。この時期に、歯並びが悪くなる原因となる悪習癖がないかを確認することが大切です。早めのチェックで、お子さまの健康な歯並びをサポートしましょう。

611歳~19歳

むし歯管理が難しい時期です

この時期は、親から離れて一人で歯磨きをする機会が増えるため、むし歯の管理が難しくなりがちです。家族で一緒にむし歯予防に取り組むことで、子どもが正しいケアを身につけやすくなります。日頃から声をかけ合い、むし歯予防を意識した習慣を育てましょう。

720歳~39歳

お子さまへの感染を防止しましょう

子育て中のご家庭では、生まれてくるお子さまへの口腔内細菌の感染を防ぐことが大切です。生まれたばかりの赤ちゃんには口腔内細菌が存在しません。しかし、口移しなどの行為を通じて親から菌が移ってしまうことがあります。お子さまの健康な歯を守るため、日頃の習慣を見直しましょう。

840歳~59歳

本格的な歯周病対策を行いましょう

歯周病は、お口の中の血管を通じて全身へ影響を及ぼし、さまざまな病気の原因になることがあります。そのため、歯周病の予防や進行を防ぐためには、定期的な歯科メンテナンスとご家庭での適切なケアが欠かせません。早めの対策で、お口の健康を守りましょう。

960歳~79歳

歯を残すことを心がけましょう

日本人の平均的な歯の残存本数は、60歳前半で約24本、70歳前半で約16本とされています。80歳で20本の歯を残すことを目標に、今から歯を大切にする習慣を身につけましょう。適切なケアと定期的な歯科検診で、生涯健康な歯を維持することが可能です。

1080歳~

100歳までより多くの歯を残しましょう

80歳以上で20本以上の歯が残り、美味しく食事を楽しめる状態は「健口」といえます。これを目指し、さらに多くの歯を残せるよう、引き続きお口の健康管理に取り組んでいきましょう。定期的な歯科検診と日々のケアが、生涯にわたる健康な歯を支えます。

予防処置を怠るとどうなるか

失った歯、失った骨は二度と元には戻らない

詰め物や入れ歯などの人工物で歯を補うことは可能ですが、天然の歯を完全に取り戻すことはできません。歯周病に対しては再生療法という治療法もありますが、それでも元の状態に完全に戻すことは難しいのが現状です。

むし歯や歯周病は身近な病気と捉えられがちで、小さな問題だと思い、歯科受診を先延ばしにしてしまう方も少なくありません。しかし、実際にはお口の中で取り返しのつかないダメージが進行していることがあります。

お口の中や生活習慣のリスクを正しく把握し、清潔に保つことで、むし歯や歯周病などの病気を未然に防ぐことができます。早めの予防とケアで健康なお口を守りましょう。

自覚症状なく進行する

『むし歯=痛い』というイメージはありませんか?

実は、むし歯は痛みなどの自覚症状がないまま進行してしまうことが多く、症状を感じる頃には神経を取る治療が必要になるケースもあります。「痛みがないのに検診で複数のむし歯を指摘された」という経験をお持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか?これは、むし歯が痛みもなく進行する病気であることを示しています。

さらに、歯周病も同様に、自覚症状がほとんどないまま進行し、重度になると痛みがないまま抜歯に至ることも少なくありません。

むし歯や歯周病は、歯を失う主な原因ですが、どちらも自覚症状が出る前に進行を食い止めることが重要です。定期的な検診を受けることで、早期に問題を発見し、必要に応じて治療に移行することで、健康な歯を守ることができます。痛みがなくても、定期的に歯科検診を受ける習慣を大切にしましょう。

一度治療しても、再治療をする可能性が高い

治療後、時間が経つと治療で使用した人工物は劣化や変形、破損することがあります。また、むし歯が再発するケースも少なくありません。一度治療を行ったとしても、その状態を一生保つことは非常に難しいのが現実です。

さらに、再治療を繰り返すことで歯への負担が増え、最終的には歯を失う可能性が高まります。これを防ぐためには、問題が発生していないか定期的にチェックを行い、必要なメンテナンスや対策を講じることが重要です。定期的なケアで歯の寿命を延ばし、健康なお口を維持しましょう。

当院のメンテナンス

01. 「現状のお口の中を把握する」

お口の健康を守るためには、現状のお口の中を正確に把握し、むし歯や歯周病がどのように発生するのかを理解することが大切です。

患者さまご自身が現在のお口の状態や、むし歯・歯周病の原因を正しく把握することで、なぜそれらが発生するのかを理解していただけます。この理解が、適切な予防やケアにつながり、お口の健康を維持する第一歩となります。

02. 「リスク改善」

むし歯や歯周病を予防するためには、リスクを改善し、患者さま一人ひとりのむし歯や歯周病になりやすい要因(リスク)を理解していただくことが重要です。個々のリスクを把握することで、より効果的な予防策を講じることが可能となり、健康なお口の維持につながります。

03. 「継続的なケア」

患者さまご自身がご自分の歯に関心を持ち、「自分の歯は自分で守る」という意識を持つことが大切です。その意識のもと、日々の家庭でのケアを継続することが、健康な歯を維持するための鍵となります。

予防処置の流れ

はじめて来院される患者さまにお口の中の検査を行い、個別に情報提供しています。

メンテナンスで通院する人としない人

痛い時だけ通院する方の歯のライフサイクル

16歳

萌出

6歳

27歳

詰め物

7歳

320歳

再治療

20歳

445歳

再治療

45歳

555歳

抜歯

55歳

80歳までにかかる治療費推計

約4,300,000円(税込)

定期的に通院する方の歯のライフサイクル

16歳

萌出

6歳

27歳

詰め物

7歳

320歳

現状維持

20歳

445歳

現状維持

45歳

555歳

再治療

55歳

80歳までにかかる治療費推計

約1,500,000円(税込)

上の画像は、痛みなどの自覚症状がなくとも、定期的に歯科医院での予防処置を受診していた方と、痛みが出てから歯科医院で治療をする方の生涯にかかる治療費と、歯のライフサイクルです。定期的に通う方がお金が掛かりそうですが、治療となると症状によって、何度か通院が必要となりますし、修復などでコストも掛かってしまうため結果的に、数百万の差が生じてしまいます。
定期的な通院を心がけて、大切な歯を末永く維持して行きましょう。(出典:日吉歯科診療所調べ)

メンテナンスは3ヶ月に1度が適切です

むし歯や歯周病を予防するためには、定期的なチェックをおすすめしています。
来院間隔はセルフケアの状況やお口の健康状態によりますが、安定している方の場合は3ヶ月に1回のペースを提案しております。継続的なケアで健康なお口を維持しましょう。

定期的に通院する方の歯のライフサイクル
定期的に通院する方の歯のライフサイクル
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